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賢い使い方<11月29日>
28日「公会計情報の新たな活用に向けた地方議員の役割」と題した、青梅市議会議員に向けた研修会が行われ、全議員が参加した。
これは、市の決算書に公会計制度(複式簿記)導入から、それに伴う精査の仕方など、賢くその情報を活用する研修会で、講師に公認会計士を招いた。
なぜ、公会計制度が必要?から、財務諸表の見方、平成30年度から本格導入
それに伴う、予算決算審議での取り組み方について研修が行われた。
単年度収支で賄って来た市財政表記から公会計制度の導入は、企業同様の会計制度に変更し地域行政の財政見通しや施策の費用対効果などの検証により、税の効率的な使い方を見える化しようとの狙いだろう。
この制度導入は、国の施策で全国的に行われる。
1時間半の研修会では、貸借対照表などの財務諸表の見方より、それをどう使うかを主に行う。
当然、財務諸表を理解するだけでも時間を費やすが、市担当が諸表を作成するので、その精査を賢く使って頂きたいとのことからである。
研修会を終え感じたことは、議員の役割の一つ、行政のチェックの主たる歳入歳出について、監査委員並みの精査の必要性から技量も重要になり大幅な変革になるだろう。
また、ここで上がった数値の判断の難しさが予想され、これは、市長の方針や行政のしっかりした計画に基づく根拠など、まずもって行うことが重要となり、収益効果を目論む民間企業との違いも、市民に解り易く示す必要が出てくる。
何はともあれ行政職員は、財政面からチェックが入ることで、今まで通りの危機感の無い体質から変革が必須
どこに住もうか選択する時代からは、選ばれる地域になる為の一歩でもあり、市長の手腕と議員の資質も同様に問われるだろうとと考える。