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生活保護<3月31日>
私は、3月議会で生活保護(生保)世帯への共助の在り方について一般質問した。
江戸時代の藩主の一人上杉鷹山は、藩政改革の一つ、富裕な者が貧しい者を競って助け合うことが互助の精神、その心が美しいと称え、その鷹山公を模範としている竹内市長、自助・共助・公助と事有る毎に述べていることから、どのように市政に取り入れているのかがその趣旨。
そのことに関連して28日の新聞報道、兵庫県小野市議会で市福祉給付制度適正化条例が可決成立のニュース、国が明示していない保護費の適正な使途にまで踏み込んだ内容で、受給者のプライバシーをどう守るかなど、今後の運用の在り方が注目されると記載されていた。
その骨子は、
1・生活保護や児童扶養手当などの適正運用と受給者の自立した生活支援を目的とする。
2・受給者は能力に応じて勤労に励み、節約し、生活の維持、向上に努めなければならない。
3・市民は、受給者が給付金を不正に受けたり、パチンコ、競輪、競馬で浪費しているのを知れば、市に情報提供する。
また、条例案が提出されて以降、全国約30の自治体から問い合わせが相次いでいると伝えている。
法の下の権利と世帯の仕組み(核家族)、個人情報保護、などと伴に自立や助け合いなどの道徳や倫理観にも波及するなど根が深く、不正と思われる(社会通念上)ことや財源確保からなど今社会問題となっている。
私は、困っている方を助け合う世の中、仕組みには大賛成で当たり前と考える。
しかし、私を含め多くの市民は、その方々は何処の誰か解らない。
解ることは、平成25年1月末現在、市内に1739世帯2518名居られ人口比約2%弱、青梅市の生活保護費44億8千6百万円余、総予算の10%弱であります。
前述したように困っている方々に対する、セーフティーネット最後の手段があること、良くできている考える。
しかし、国民年金のみで生活している方より生活実態が良い生活を営めることに憤る。
私はよくイソップ童話の「蟻とキリギリス」の話をする。
老後や将来、夢の実現のためコツコツと蓄える蟻に対するキリギリスの生き方は、その境遇、社会環境が左右することはあっても、自身が生きる、家族と共になど生活して行く基盤を整えることが自助の基にあると考えている。
また、私は、市民から実態について聞くことがあるが、確たる証拠が添えられていない。
したがって、不正と思しき一部と思われる方が居るのではとの憶測、解らないことやそれを権利として行使することが得な生き方と考えている方に対する納税者の憤りと考える。
行政は、法の下行政施策を行う事から、それら様々な事由があるなか、差別や個人情報保護に抵触しない方法を見出し、生活保護世帯を含め社会弱者に対する共助、近隣地域住民が協力し助け合う。
それを行政として後押しをする位の回答が欲しかったのだが、国の施策を遂行するに留まった。