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決算審議を終えて<9月27日>
今日9月議会決算集中審査4日目が終了、決算審議が終わった。
4日間の審議を聞き、23年度決算状況について、市の財政状況が逼迫している中、出来る範囲のやり繰りで単年度、特別会計を含めた全会計で黒字、また0の決算報告であった。
決算審議は、計画通り事業が遂行できたか、また、効果の検証が主な審査。
そのなか、次年度以降の事業に役立てるPDCA手法(計画・実行・チェック・課題の検証と精査)検証が重要であり、その点の指摘が審査された。
また、様々な横断的取り組みが必要とされその効果を求められる事業については、事業に取り組む主な担当部署が、その部署の効果・目的として捉え事業実施を行う。したがって、連動する他部署への効果が薄いなど、縦割り行政の弊害の印象を持った。
また、市長は、安定した財政基盤確立のため「入る量りて出を為す」や、様々な施策に涵養(水がしみこむような)をもって財政に寄与するよう所信で述べていたが、今議会決算審議を見る限り、その考えだけでは限界が見えたよう思えた。
双方とも以前私が一般質問で指摘した事だが、しかしながら、私達が選んだ市長、23年度決算は限りある財源の中での市政運営・事業実施、真摯に取り組んでこられた結果、課題や希望はありますが及第点と捉えこの決算報告、私は賛成します。
審議の中、監査員に対する質疑がありました。
各種団体等の総会の席でよく決算報告の後、監査報告がなされます。
そこと大きな違いがあるのが市政に対する監査、現金等の適正な管理状況のほか、行政は最小の予算で最大の効果を上げることが使命、将来の計画や方向性を見定め、また、行政改革に伴う情報公開、市民に注目される中でその監査を行い非常に多岐に渡る見識が必要とされる。
議員は、一部監査の役割を担っているように見受けられていたが、責任の有る無の大きな違いがある事と伴に監査役の重要さを改めて認識する。