社会保障と税制一体改革<8月10日>
昨日この法案が参議院で可決した。
野田総理は、記者会見で幾つかの問題点を指摘しこの法案可決の重要さを国民に訴える。
私は、この会見をNHKのニュース番組で聞き、また今朝の読売新聞社説を読んで幾つか疑問を感じた。
一つに、この法案可決により国の財政再建が出来る様述べているが、社会保障と税の一体改革でどう進展するのか、社会保障の一部分は好転するだろう、しかし、大局的な日本国の財政基盤が好転するとは考え難い。
如いては、政治家、この法案可決で何を目論んでいるのか?
また、当事者であるはずの官僚と政治家、借金大国になり国債の信用下落を防ぐと言っているが、この責任を国民に押し付けているようにしか見えない。
日本国は、お金を作る、正確にはお金を印刷することができる。その紙幣の信用・信頼度は国が裏打ちしているからだが、サーカスの空中ブランコ、綱渡りのような現在、早急な手立ての必要性は認めるが、内容が乏しい。
社会保障、耳触りの良い言葉だが、日本国を一家庭と考えれば、お金が無くて、どうしたら満足できる生活の享受が出来るのか?その知恵を出すことと考える。
給与(所得)を増やすための増税だが、その前にやるべきことがあるのでは!
一つに行財政改革、大きくなり過ぎた行政、痒い所に手が届いているようにしているが、そうはいかないのが実態である。したがって、真の国民主権に戻すこととノーと言える行政の在り方も必要だろう?
また、国民に負担をかけず返済できる見込みが無い国の借金、デノミを行い極端なインフレ策を講じない限り現在の借金返済を私が生きている間にはできないだろう。毎年の予算、借金依存が半分を占めるような異常事態なのだが、毎年毎年どうかんがえているのか?甚だ疑問がある。
身近な問題から解決策の一つとして、最低レベルの生活をどう考えるを考えたい
私は、国民こぞって生活レベルを下げることが今できることと考える。
生活レベルを下げることは、貧乏な生活強いる事ではない、質素倹約、無駄を省きメリハリのある生活にする工夫をする。
いま日本国は、世界から見れば最高に裕福な国と映っている。
しかし、それを実感している方は少なく、世界的に見た富裕層の生活を味わっているのだが、それが実感として感じられないのが実態である。
生活レベルを下げると言ったが、貧困生活を強いる事では無く、価値観を変化させる手立てをすること。
物質的な満足度では無く、心の豊かさなど価値観のシフト変更が必要と考える。
政治家は、選挙があり国民の付託を受け政治の役割を果たす。
したがって、選挙区民の便宜を図る事に繋がるのだが、希望に満ちた将来の在り方を考えることが最重要である。
衆議院選挙もまじかに行われるだろう
逃げることなく現実を直視しその前提の下、将来像を語って頂く、このような政党を応援しようではありませんか